口のカベ新聞
だ液について
だ液は99%以上が水分であり、1日に0.5~1.5リットルが分泌されます(耳下腺、顎下腺、舌下腺から)。サラサラだ液は消化作用および抗菌作用などの特性を有します。しかし老化に伴い、耳下腺などの腺細胞に変化が生じ、サラサラだ液が少なくなり、ネバネバだ液が多くなります。このことから、だ液のよい作用が消失していきます。よって、だ液の状態(サラサラだ液か、ネバネバだ液か)を自身で知ることが健康のために重要です。
投稿者 京町山本歯科 | 記事URL
タバコ、コーヒなどによる歯の着色は取れますか?
最近、中高年の人たちから「タバコをやめたことから、前の歯の着色が気になりだした。白い歯にもどしてほしい」とのことで来院されるケースが多い傾向にあります。タバコ、コーヒなどによる歯の着色はホワイトニングにより白い歯にもどすことができます。
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歯のエックス線写真検査について
人は、宇宙からつねに放射線(宇宙線)が降り注いでいる中で生活を行っています。地球上では放射性同位元素と言う放射線を放出する物質(ウランなど)が多く存在しています。
19世紀にエックス線が発見され、人工的に放射線を作り出せるようになると、放射線は各分野で広く応用され、中でも歯の治療を行う上で不可欠なものとなりました。歯やあごの骨の内部は肉眼で直接みることができないために利用しています。
エックス線が歯の中を透過する時、放射線の強弱の差が生じ、これらの差を画像として記録したものが歯のエックス線写真です。
19世紀にエックス線が発見され、人工的に放射線を作り出せるようになると、放射線は各分野で広く応用され、中でも歯の治療を行う上で不可欠なものとなりました。歯やあごの骨の内部は肉眼で直接みることができないために利用しています。
エックス線が歯の中を透過する時、放射線の強弱の差が生じ、これらの差を画像として記録したものが歯のエックス線写真です。
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20歳代に歯肉炎の発症率が高いと言われています。
国の口腔衛生事業の充実に伴い、小、中学生のむし歯の発症率は低くなりましたが、近年、20歳代の人たちに歯肉炎の発症率が高くなる傾向にあります。
その要因として、不適切なブラッシングがあげられます。この世代の人たちは、小学生のころに口腔衛生指導を受けており、ブラッシングの習慣を有していますが、あごの成長および歯の萌出の完成からプラークの付着しやすい部位が生じます。よって、歯と歯ぐきのところのブラッシングの不備から、成熟したプラークを認め、時として歯石を認めることがあります。
このようなことから、歯ぐき付近の成熟したプラークの刺激により歯肉に炎症が生じやすくなります。これを放置すると将来、歯周病を生じやすくなる可能性が高いのです。
20歳代の人たちは、とくに歯ぐきの境い目のブラッシングの強化を図る必要があります。
その要因として、不適切なブラッシングがあげられます。この世代の人たちは、小学生のころに口腔衛生指導を受けており、ブラッシングの習慣を有していますが、あごの成長および歯の萌出の完成からプラークの付着しやすい部位が生じます。よって、歯と歯ぐきのところのブラッシングの不備から、成熟したプラークを認め、時として歯石を認めることがあります。
このようなことから、歯ぐき付近の成熟したプラークの刺激により歯肉に炎症が生じやすくなります。これを放置すると将来、歯周病を生じやすくなる可能性が高いのです。
20歳代の人たちは、とくに歯ぐきの境い目のブラッシングの強化を図る必要があります。
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フッ素入りの歯ミガキ剤は有効か?
フッ素はむし歯の予防に役立ちます。
その予防効果はフッ素の濃度に比例します。すなわち、歯ミガキ剤の濃度が重要です。
フッ素の濃度が300ppm以上の時が効果的で、その濃度以上のフッ素が歯の表面に2分程度とどまる必要があります。
しかし、お口の中では歯ミガキ剤中のフッ素(日本では1,000ppm以下とされています)はだ液により希釈されることから、具体的にどうすればいいのか?
目安として、
・植毛部の2/3ぐらいに歯ミガキ剤をつける
・奥の歯から磨く
・すすぐ時には、できるだけ少量の水で数回行う
・歯と歯の間および歯のみぞに歯ミガキ剤を届ける
ことを勧めます。
その予防効果はフッ素の濃度に比例します。すなわち、歯ミガキ剤の濃度が重要です。
フッ素の濃度が300ppm以上の時が効果的で、その濃度以上のフッ素が歯の表面に2分程度とどまる必要があります。
しかし、お口の中では歯ミガキ剤中のフッ素(日本では1,000ppm以下とされています)はだ液により希釈されることから、具体的にどうすればいいのか?
目安として、
・植毛部の2/3ぐらいに歯ミガキ剤をつける
・奥の歯から磨く
・すすぐ時には、できるだけ少量の水で数回行う
・歯と歯の間および歯のみぞに歯ミガキ剤を届ける
ことを勧めます。
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