口のカベ新聞

骨ズイ炎とはどのような口の病気ですか?

最近、愛知県の歯科医院で骨ズイ炎の処置内容に関して、患者さんから訴訟され、4,000万円近い慰謝料の請求がありました。このことについて、患者さんからの質問がありました。その内容は、「お口の骨ズイ炎とはどのようなものですか?」。
骨ズイ炎とは、炎症の主が骨ズイであり、骨の血液の循環障害をきたし、骨が壊死し、腐骨を形成するものです。主として、お口では下のあごに発生する重篤な感染症です。
腐骨とは、骨組織が壊死し、骨細胞が消失して空洞となった骨小胞のみみられる骨片のことです。
広範囲に腐骨の形成を認めると、病的なあごの骨折を引き起こすことがあります。

投稿者 京町山本歯科 | 記事URL

中高年齢世代の咬み合わせにおいては、どこが重要ですか?

この質問はたいへん難しいものです。
中高年齢の人たちのほとんどが、なんらかの歯科治療(かぶせ物もの、入れ歯など)を受けた経験があり、もともと(真)のかみ合わせを現状で把握することは困難であり、また、かむための筋力(咀嚼筋と言います)の変化に伴い、かむ力の低下が生じています。
そこで、私たち歯科医師は、上下の歯の第二小臼歯と第一大臼歯を中心に、かみ合わせの基準を決定しています。なぜならば、それらの歯はかみしめる力がもっとも強いところだからです。
一方、第一大臼歯はとくにむし歯になりやすい歯であり、処置されていることが多いのです。この歯はとくに重要です。
歯科医院を訪れた際に、それらの歯に不適切なかみ合わせを確認した時には、早期に再治療を行うことを勧めます。
このことにより、長期にわたり安定したかみ合わせが得られます。

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治療した歯がなぜ破折するのか?

むし歯が進行し、症状を認め、歯の中の神経(歯ズイと言います)に感染が及び、痛みの消失を図る目的で歯の神経の除去を行うことがあります。
歯の中の神経は血管に富んでおり、歯の栄養源の供給を行っています。その神経を取り除くと歯の栄養源がなくなり、健康的な歯とはいいがたい状態になります。このことから、歯の生活力は低下し、将来的に歯の根部が破折しやすくなります。いわゆる"枯れ木"の状態のようなものです。よって、早期にむし歯の治療を行い、歯の寿命を考えると、むし歯の進行に伴う歯の神経の除去は避けるべきです。
むし歯の放置は、歯の寿命を短くします。

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なぜ、初診時にパノラマX線写真が必要なんですか。

歯科医院では、症状などを認めて来院した際、必ず歯を対象とするエックス線写真(標準タイプ)か、お口全体を対象とするエックス線写真(パノラマエックス線写真)を撮影します。
10~20歳世代の人たちは現在、数歯程度の処置が行われているケースがほとんどであり、パノラマエックス線写真を撮影する時は親知らずの歯の状態の確認を目的とします。
一方、中高年世代の人たちに関しては、来院時においてその大半がさまざまの歯科治療を受けた経験があり、歯周病を含めた診査・診断が必要になることから、お口の全体を把握できるパノラマエックス線写真が必要となります。

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歯周ポケット検査とは

この検査は、歯周病の有無を調べるために行うものです。
歯周病は、歯を支える骨がなくなる病気です。歯周ポケットの形成がその発症に重要な役割を果たします。
歯の周囲に付着したプラーク中の細菌などによって、歯を支える周りの組織が破壊され、歯と歯肉との間にポケット状の隙間が生じます。
したがって、歯周病の診断に歯周ポケットの深さを検査する必要があるのです。

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