口のカベ新聞

なぜ保険外(自費)治療があるのですか。

日本は他の先進国と異なり、歯科の保険内治療が充実しており、他に例のない国と言えます。ほとんどのケースが保険内で治療を行うことができます。
一般的には、保険内と保険外の治療の相違点は使用する材料の違いです。たとえば前の歯のかぶせ物ものについては、セラミックスを保険外で使用し、保険内で使用するレジン(プラスチックのようなもの)に比べ、長期にわたり変色せず、自然色が得られ、なおかつ審美的にすぐれています。
入れ歯については、保険外ではチタン合金などを使用し、薄く、軽いことから、異物感も少ないです。また、歯の欠損が多く、入れ歯を望まない人には保険外のインプラント治療が行われています。
このように、あくまでも患者の希望により保険外の治療が行われています。

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かぶせ物はどれくらいもつのですか? 特に奥歯について

奥の歯(大臼歯と言います)はかむために重要な歯ですが、ブラッシングが不適切であるとプラークが付着しやすい歯でもあります。
そのため、もっともむし歯が発生しやすく、処置されるケースの多い歯であり、奥の歯はかぶせ物の処置の頻度が高いです。また、再度治療を必要とするもっとも多いケースは、かぶせ物の下方の歯ぐきのところが露出し、根の表面にむし歯が生じます。とくに、高齢者に多く認められます。
つまり、かぶせ物の寿命はかぶせ物の周りの歯ぐき付近のところのブラッシングの適正度に依存します。

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なぜ、歯の周囲にプラークが蓄積すると痛み、腫れが生じるか

歯周炎が進行すると、痛み・腫れを自覚することがあります。
その要因は、歯周ポケット内に蓄積したプラークおよび不適切なかみ合わせが主たる原因です。
歯周炎の進行に関与する数種の細菌がポケット内で増殖し、歯を支える骨の吸収が始まり、ポケット内で蓄積したプラークの刺激によって痛みおよび腫れが生じます。
治療法は、ポケット内のプラークの除去を行い、歯の根の表面に付着している感染物を機械的に数回に分けて取り除きます。
ここで、知っておくべきことがあります。お口の中の細菌、つまりお口の中に形成されたプラーク中の細菌が全身に影響を及ぼすことが明らかになり、プラークが血管系疾患、誤嚥性肺炎を引き起こす可能性があることです。
とくに、高齢者の人たちは健康維持のために、プラークコントロールが重要です。

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歯の治療に用いられるセメントとはなんですか?

歯科では、一般的なセメントと異なり、かぶせ物やつめ物を着ける時に用いる接着剤のことをセメントと言います。
そのセメントについては、3つに大別されます。すなわち、リン酸亜鉛セメント、グラスアイオノマーセメント、レジンセメントの3つです。
リン酸亜鉛セメントはもつとも古いセメントで、接着力がないため現在ほとんど使用されていません。
残りの2つのグラスアイオノマーセメントおよびレジンセメントは歯に接着し、治療によく使用されます。中でも、レジンセメントの接着力は強く、レジン(プラスチックのような高分子材料)成分が歯質に浸透し、歯質と一体化することによって強い接着力を発揮します。

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入れ歯の安定剤を使用することはいいのか?

入れ歯の不適合から、入れ歯と歯ぐきとの間にすき間が生じることによって入れ歯が外れやすくなり、また、そのすき間に食片が入り込むことが要因となり、安定剤を使用します。
基本的には、入れ歯安定剤の使用は避けるべきです。
歯の欠損に伴い、お口の中の環境が変化します。入れ歯の方に対しては、お口の中に悪玉菌(カンジダ菌など)が多く生息している傾向にあります。入れ歯の安定剤にはそれらの細菌が付着する傾向にあり、よりよいお口の環境をつくることは難しいのです。入れ歯に付着したプラーク内の細菌が肺炎などを引き起こす可能性があります。
このことから、入れ歯の不適合を認めた時には歯科医院を訪れ、入れ歯の調整を行うことが、全身の健康に重要です。そして全身への影響を考え、入れ歯を清潔にすることが大切です。

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