口のカベ新聞

現在、使用している歯科用金属はなんですか?

2011年に金の高騰が生じ、過去29年間で最高の高値と言われています。一方、歯科用金属はお口の中のだ液につねにさらされていることから、安定した金属である必要があります。腐食が生じにくい金を含んでいます。
一般的に、保険診療内で使用する歯の金属については、金が高価なため、物性の低下を考え、金が12%の割合で含まれています。その他には、パラジウム、銀が主成分として含有されています。
これを、金銀パラジウム合金と言い、つめ物、かぶせ物、入いれ歯ばなどに多年にわたり使用されています。色調は銀色です。
ちなみに歯のかぶせ物ものについて健康保険による治療では、現在2年間の保証期間があります。

投稿者 京町山本歯科 | 記事URL

虫歯のつめ物(コンポジツトレジン)は進化しています。

古くは、むし歯(う蝕しょくと言います)の治療に使用するつめ物(歯科材料と言います)は、歯に対して接着することはありませんでした。
そのことから、つめ物が取れる可能性があり、そのつめ物を取れにくくするために、歯を過大に削る必要がありました。
「以前には、むし歯の治療を受けた際、思ったより多く削られた」との意見が多くありました。
また、むし歯の治療を行ったにもかかわらず、再度、むし歯が生じることがありました。これを解決することは難しく、技術の差によるものと言われていました。
そこで多くの研究者たちは、新しいつめ物(コンポジットレジン)の研究を行いました。私たちもその結果から、新しい接着する材料と方法が開発しました。また、むし歯に対して強い抗プラーク性コンポジットレジンを筆者のグループが開発し、現在、広く使用されています。 

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口のカベ新聞を発行するに当って

この新聞は日ごろの患者さまから得られた質問を中心に説明したものであります。
その内容の多くは、私たちがこれまで大学生活および教育・研究・治療を行ってきた業績を中心に編集し、まとめたものです。
出来るだけ患者さまの目線で記載することを目的としており、各テーマを400字程度にまとめ、出来るだけ図示を用いることを心がけています。
本新聞を読むことで、歯の治療に理解いただき、患者様にとてとりよい治療を受けることに役立つことを希望します。

 口のカベ新聞 編集代表者

山本 宏治 やまもと こうじ

1952年   生まれ。大阪 
1978年   岐阜歯科大学卒業。 
1978年   大阪歯科大学にて根管内細菌の研究。
1995年   朝日大学歯学部 教授。 
        プラークと歯科材料との関係についての研究。 2009年 退職。
2010年   京町 山本歯科 開院。

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